㈱柿沢石材店

寺院のご案内

龍川山 昌楽寺

当山は龍川山昌楽寺と号し、永平寺開祖高祖道元禅師、総持寺開祖太祖栄山禅師を両祖に仰ぐ禅宗曹洞派である。
本尊は釈迦牟尼如来。普賢菩薩、文殊菩薩を両脇侍に祀る。

(宝永3年浅草の大仏師原田佐京の作)さらに、本尊に向かって右側に大権修利菩薩、左側に達磨大師を祀る。

開山は大永2年(1522年)深谷市人見昌福寺6世法燈光圓禅師自明恵了和尚。

開基は不詳であるが、室町時代中期古河公方と山内上杉・扇ヶ谷上杉が三つ巴になって北武蔵地方で争った頃、
山河村庁鼻和上杉の家臣がだんだら山(後の馬場屋敷)に櫓を築いた時、南西(未申)方角の守りとして当寺を建立したと伝えられる。

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また、同室町時代の合戦で犠牲者になった人々の菩提を忌うために草庵を建立したものとも伝えられる。
この地は江戸時代には旗本牛奥家の封地であった。

門前の御堂に安置されている地蔵尊像「蕃椒地蔵尊」は正徳2年(1712年)に昌楽寺の信徒によって建立。
唐辛子地蔵、子育て地蔵、疣取り地蔵等と呼ばれ厚い信仰を受けている。

以前は、木造瓦葺きの屋根であったが、老朽化したため昭和63年(1988年)に昌楽寺檀信徒により改築された。
平成13年(2001年)岡部町重要文化財の指定を受ける。地蔵祭りは毎年旧暦8月24日に山河地区民で行っている。

当寺は東から表門を入ると正面に東向きの本堂と庫裡があったが荒廃したため、
昭和41年に33世大信代に取り壊し規模を縮小し仮の本堂を南向き建立した。

平成3年に東山門の屋根瓦をふき替えた。

その後、平成6年4月護持会総会で、本堂再建案が承認され十ヶ年計画で建立することになり、建設委員会を設置した。

平成10年6月客殿を新築、平成11年12月南向きに本堂を建立、
更に平成15年9月に新たに南の道路に面して山門を新築し一連の建設事業の完成をみた。
同年10月26日に落慶法要を厳修した。